You’ll never find a rainbow if you’re looking down.

歴史には出てこない歴史 – 神無き月十番目の夜 : 飯島和一

“飯島和一にハズレ無し”という飯島和一という作家さんの評価があるようです。初めて、飯島さんの本を読んでみました。

評価に違わず、素晴らしい作品でした。

  1. 題材は、一村皆伐という虐殺事件を描いた作品で、話が最悪の結末に向かって走っていくので読むのが辛くなる時があるのですが、映像をみるような描写と、たくさんの登場人物が善悪で分けておらず、一人一人がキッチリ描かれているところが素晴らしい。
  2. その一人一人の違った考え、行動が、最悪の結果を引き起こす、緻密なストーリー展開が素晴らしい
  3. 歴史ものには、勝者、もしくはそれに対応する敗者というものは描かれることがよくありますが、庶民からみた歴史というものが描かれる作品は少ないと思います。その時代に生きた庶民の歴史を描いてくれるのが素晴らしい。

もとになった話の資料が少なく、飯島さんの創作部分は多いのですが、本当にあった話のように見せてくれる素晴らしい作品です。

飯島作品を近いうちにまた読みたいと思います。

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待宵@matsuyoi.net

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次にきっと待っている楽しいことを信じて、日々精進したいと思っています。

そんな精進(?)の毎日から得られた、ちょっと役に立ちそうなことから、日々感じた雑記まで、おそらく取り留めなく書いていますが、少しでも、楽しんでいいただいたり、役に立てると嬉しく思います。

素人視点で書いていることが多いと思うので、間違いもあるかと思いますが、そんなときは、目をつぶっていただけると幸いです。

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